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節水便器の悩み

近年各便器のメーカーがこぞって節水を競っているので、20年前の便器に比べて驚くほどの節水になっていて、メーカー試算だと年間20000円以上の節約になるといわれています。この便器の進化はエコで本当に素晴らしいのですが、メーカーにちょっと考えて欲しい問題も起こってきています。昭和の時代に建てられた家の汚水桝はほとんどがコンクリート製の為、長い年月で桝の溝の部分のセメントが流れてしまい、ザラザラになっているところがほとんどです。わりと大目に紙を流すと、水量が少ない為にそのザラザラした部分に紙が引っかかって詰まってしまう事がままあります。トイレの排水の上流にあたる部分に浴室や洗濯場などがある場合は、お風呂の水や洗濯機の排水で流れてしまうので大丈夫な場合が多いのですが、トイレの排水が全く別経路で最終桝に繋がっている場合に起きやすいようです。塩ビの桝に取り替えるのが一番良いわけですが、費用もかかるのでなかなかそこまではというお客様もいらっしゃいます。そういう場合、お客様にはたまにバケツでザーッと勢い良く流してくださいと言っているのですが、メーカーもタンクからレバーひとつで勢いよく流せるなどの機能を付けることを考えて欲しいです。リフォームの場合まず古い物から取替えが始まるのですから、メーカーもほぼ100%節水型に転換していくみたいですので、今後の大きな課題だと思います

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